Character-登場人物-
元傭兵の音楽家。かつてウィーンの音楽院で講師をしていた。 非情にはなれない性格で慈悲深く、十年前の事を未だに後悔している。 狼の獣人。
狙った標的は必ず仕留める百戦錬磨の女傭兵。アドルフと同い年。 かつて、mort rouge(モール・ルージュ)と恐れられていたフランス人。 要人や多くの人間を殺してきたが、その心は疲弊しきっている。コードネームはシャプロン・ルージュ。 通称シャプロン。猫の獣人。
アドルフの遠縁の親戚である資産家、ブランシュ老夫婦に養子として引き取られた元孤児の少女。 今まで母の存在を知らずに生きてきた。 狼の獣人。
グリムで随一の身体能力を持つ傭兵で、遠近戦が可能なベテラン。三人をまとめるチームリーダーで最年長。 スノーホワイトと同様にコンピュータを含めたメカニックにも長けていて、彼女に対しては叱責をしつつも人知れず大切に思っている。本名はリチャード。 黒ヒョウの獣人。
コンピュータの扱いに長けた女傭兵。 ローズとアドルフより三歳年下の若手で、ハンターを慕う。本名はサラ。 白ウサギの獣人
十年前、まだ傭兵としてグリムにいた頃のアドルフ。 コードネームのヴェアヴォルフを縮めて、ヴォルフと呼ばれていた。
グリム唯一の医療従事者であり化学者。通称ドクター。元々スペインの生まれだが性格までは真逆で、飄々としてて人をからかうのが好き。 医者としては優秀だが、たいした事ない怪我などはいい加減に処置する事も。 コードネームのラータはスペイン語でネズミの意。本名は過去に捨てたと一切明かそうとしないため不明。ネズミの獣人。
裏社会の組織、グリムを統括する二代目のマスター。アドルフやローズたちの人生を狂わせた張本人。 冷酷非情で、自身を怒らせた者は容赦なく殲滅する。 だがローズに対して密かな思いを秘めている様子。 大柄で、軍服に類似している黒を基調とした正装を着る。バッファローの頭蓋骨を模した仮面を付けているため素顔や表情は拝めないが、 声音だけ聞くと60手前の男性であることが窺える。 黒猫の獣人。
ヴェルサイユの屋敷に住んでいる資産家の老人。アドルフの遠縁の親戚であり、陽気で気前の良い性格。 黒ヤギの獣人。
ユリウスの妻。優しく包容力があり、マリーを自身の子供のように大切に可愛がっている。 お茶目で天然なところもあり、紅茶と焼き菓子が好物。 白ヤギの獣人。
グリムの敵対組織ペローの構成員でオカマ。狡猾な性格で、ジルとシャトンの二人を率いている。 モチーフはシンデレラだが、女性で既にコードネーム・シンデレラが居たため、別称であるサンドリヨンとコードネームを与えられた。 キレると手に負えない。強めのお酒が大の好物で、狐の獣人。
ペローの構成員の一人で、サンドリヨンとシャトンの仲間。メカニック担当。 残忍で捻くれた性格をしており、過去にシャプロンとの戦闘で左目を失っているためグリムを激しく憎んでいる。 モチーフはペロー童話の青ひげ。コードネームはそのモデルと言われているジル・ド・レェから取った。 犬の獣人。
同じくペローの構成員。サンドリヨンとジルの仲間であり参謀役。頭の回転が速く、戦闘となれば遠距離攻撃を得意としている。 シャプロンを特に危険視しており、警戒している。モチーフは長靴をはいた猫から。 猫の獣人。